事業所を移転しました!

しばらくぶりの更新になってすみません。

1年半も更新せずに何やってんだー!と言われてしまいそうです。

突然ですが、2016年5月に事業所を完全に移転いたしました。

高知県高岡郡佐川町の斗賀野(とがの)地区に移転しました。住居兼事業所となっており、住居としては昨年12月に移住しました。
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2016-01-24 13.06.29 のコピーここでは私たちの植栽デザインを探求・実践しています。移住前の2015年5月から、平野や山林を少しずつ開墾し、ガーデンを作り、畑を耕してきました。まだまだ手をつけられていない部分があり、計画に沿って徐々に進めています。実験的なボーダー植栽やメドゥスタイル(草原型)植栽は今春に完了し、現在は育成中です。私たちのライフスタイルに合わせた菜園は徐々に収穫物ができ、生活を潤してくれています。今後はウッドランドプランティング(林内型植栽)やロックガーデンなどを作っていく予定です。いろいろな植物を使って、いつかどこかで提案できるように試行錯誤をしています。

植栽デザインはここ1年の間で私たちの事業の大きな柱となってきました。お客様のご要望と気候風土に応じた植物選び、植栽前の土壌改良、その後のメンテナンスなどの設計・コンサルタント業務が主要な事業となってきました。樹木や宿根草、一年草、果樹や野菜、ハーブなど複合的に組み合わせた提案をしています。

移転した斗賀野の地は、このような植栽デザインのアイデアを実践し、私たちの経験を積み重ねて新たな発想を生み出す源泉となっています。

今後もHorti-plannerをよろしくお願いいたします。
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門松教室を開催!

来る12月23日(火・祝)に門松を作る教室を開催します。

作る門松のサンプルはこちら。

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本物の門松を作りたい!と思ってみたものの、自分の家には一対になって飾るほどのスペースはないし、大きすぎたら年賀状が届くポストを隠してしまうし・・・といった現代の住宅事情に合わせた門松を考えてみました。

高さは90センチくらい、器の直径は24センチくらい。

伝統的な門松は一対になって飾ります。片方が男、もう一方が女の門松です。
今回作るのは、従来の2つの門松を1つにアレンジして作ります。
一対で門松を飾れるような住宅は少ないですからね・・・。

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縁起物の門松に使われる植物の材料には、それぞれ縁起の良い云われがあります。それらの云われについても紹介しながら、本格的な門松を作ります。

教室参加費は¥8,000- (材料費込・税込)です。材料の都合上、当日までに多少増減があるかもしれません。サイズとしては車の助手席や後部座席の足元に置いて運べます。

門松の材料や内容を学びながら、自家製の本格門松を作る教室。いかがですか?

教室の場所は、フジグラン葛島にある花屋さん、花工房四季さんです。申込状況によっては会場が変更になるかもしれません。

講師は花工房四季のフラワーデザイナーの安岡さん。私も材料調達とアシスタントで参加します。

お問い合わせは Horti-plannerにメールをいただくか、花工房四季さんに問い合わせいただいてもOKです。なお花工房四季さんの店頭にはサンプルが飾ってあります。

午前の部、午後の部、各10人までの限定企画です。

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INFO

「門松教室!」

開催日:12月23日(火・祝)
時間:午前 10時〜11時30分
午後 13時30分〜15時
場所:花工房四季(フジグラン葛島内)
参加費:¥8,000−(材料費込・税込)
講師:フラワーデザイナー 安岡眞子 さん(花工房四季)
問い合わせ:Horti-plannerにメール (yamada@horti-planner.jp)もしくは花工房四季の店頭

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先日、材料のマダケも採ってきましたよ!

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ものづくり総合技術展_オリジナルガーデングッズ

ものづくり総合技術展に出展しています。

鉄芸家の池内さん(アイエル物産)からお声掛けいただいて共同での出展です。

池内さんと言えば、県展で特選に選ばれたアーティストですね。誰かが岡本太郎ならぬ、香南太郎だと言ってたそうです(香南は池内さんの活動拠点の香南市のこと)。

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アイアン素材(鉄素材)で園芸に関わるオリジナルの資材や用具を作りたいと思ってきました。池内さんと機会のあるごとに相談させていただき、この展示会をきっかけに数点の試作を作っていただきました。

それがコールテン鋼で作ったコンテナです。

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注目してほしいのは、①サビ感。コールテン鋼を使っていて、サビが年数を経るごとに変化する楽しみがあります。また、表面の錆びが内部への腐食を抑えるため、耐用年数が長い素材です。②コンテナとして十分機能する内部構造。③縦横比。ちょっとでもこの比率が崩れると不安定な印象の形になってしまいます。

すごくモダンな印象があります。直線的で無機質で、しかも錆びている鉄と有機的な植物との取り合わせは、相性抜群です。

ちなみに錆びる前はこんな感じで、フツーの鉄の箱です。

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2つ目に出展したのはプラントステイク(支柱)です。

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大型の宿根草は横に倒れやすいものですよね。それを支える支柱をしたりしますが、木杭に針金を使ったり、ネットを使ったり、プラスチックの支柱だったりが今までの定番でした。風や荷重によっては支えきれないことがよくあり、また、見た目にあまり好ましくないものもありました。

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しかし、今回作っていただいたオリジナル支柱のプラントステークは、しっかりとした素材と作りで、あえて目立たせてみようと思い作りました。カラーバリエーションも豊富で、受注カラーも可能です。

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下の写真のように連結することができ、3つ組み合わせると正円になるようにデザインされています。また、挿しやすいように片方の足の長さが数センチ長くなっています。

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サイズバリエーションも豊富で、正円の径が30、50、80センチ、足の長さが60、90、120センチを予定しています。径30センチ、足の長さ60センチのものはバラなどの繊細なものにも使えます。サイズ違いで果樹や野菜などの支柱としても応用できます。宿根草に限らず様々に使えます。

これらは将来的にはオリジナルのネットショップで販売していく予定です。いますぐ欲しいという方がいらっしゃいましたらHorti-plannerに問い合わせいただければ価格や納期等の情報をお知らせいたします。

ものづくり展には、多くの方にご来場いただいて、お声掛けいただきましてありがとうございました。

お庭へのご要望や「こんなのあったらいいな」というアドバイスもいただき、今後の活動の大きなヒントになりそうです。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

コスモスの田んぼ

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秋も終わりに近づいた高知のとある田んぼはコスモスの花にあふれています。

高知の数カ所の地区で見られますね。

毎年の恒例になってきた感があります。

刈り取った茶色い田んぼ、鋤入れた茶色のグラデーションの田んぼだけではやっぱり面白くないですね。

コスモスのグラデーションは遠くからでもよくわかります。

こういう花畑は見る角度によって見えかたが変わります。というか、ちょっと残念な気分になる私。

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どうしても機械で作業するので、畝道ができてしまう。その道が同一の方向にできているので、上の写真のように畝と直角に当たる位置に来ると畝道が見えてしまう。

見えたらいけないのか、と言われるとそんなこともないのですが、でもできるなら全面「花野原」であったらいいなぁと思います。畝道が規則的にできると畑や田んぼであることを想起してしまいますね。

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これらは自然にできたイギリスの「花野原」です。プリムラ・ヴェリス (Primula veris)の晩春の草原です。自然発生の密度なので、株と株の隙間があります。むしろ株同士の間隔があった方が遠方から見たときと、近くで見たときの両方で楽しめる気がします。

宿根草と一年草や二年草を組み合わせて、「花野原」を休耕田などでできたら面白そうですね。

休耕田ではないですが、ちょっと特殊な場所での「花の草原」を造るプロジェクトが実際に進みそうです。進み始めたら紹介できると思います。

かんたろう

ぬるぬる系の生き物、とくにミミズが苦手な人は見ない方がいいです。

高知に来てすぐに出合い、こんなものが生息する南国土佐は恐ろしい場所だな、と思った生き物。

その名は、かんたろう。

初めて見て触ってしまったときの衝撃と、それが「かんたろう」と言う似ても似つかぬ名前で呼ばれているギャップにさらに衝撃が走ったのを今でも覚えています。すごいな、高知って。

最近、畑の堆肥を切返していたら、出合ってしまいました。

かんたろう。ミミズをとにかく太く、長くしたような生き物。堆肥の下などをスコップで掘るとたいてい居る。大きいがゆえ、スコップで怪我をさせてしまうことが多い。ごめん。

かんたろう。ミミズをとにかく太く、長くしたような生き物。堆肥の下などをスコップで掘るとたいてい居る。カッターの全長が20センチくらい。大きいがゆえ、スコップで怪我をさせてしまうことが多い。ごめん。

出身の神奈川県では見たこと無かったなぁ。茨城でも無かった。イギリスには当然いなかった。

この表面の照りと艶、太さと長さ。そして結構動き回る。

四国中には生息しているらしいです。また、本名をシーボルトミミズと呼ばれているようです。それで調べてみると、寿命が2年で、全個体が2年毎に一斉にふ化して寿命を全うするらしく、世代の重なることが無いとのこと。ということは、来年は大きなシーボルトミミズに出合えないわけですな。

まだ生態が分かっていないことも多いようです。2年毎の一斉の世代交代って、リスクが高そうですが、メリットもあるのだろうか。

未知な点で言えば、「かんたろう」という名前の由来もそうです。「かんたろう」ってどう考えても人の名前だよなー。貫太郎?勘太郎?寛太郎?カンタロウ(会計ソフトの名前みたい)。この太いミミズとかんたろうさんとのつながりは何があったのだろう。伝説でもあるのだろうか?かんたろうという落ち武者が化けてミミズになったとか?それとも篤農家のかんたろうさんの業績を称えてそう呼ばれているとか。

地域に関わらず、高知県内では「かんたろう」と呼ぶのだろうか。想像が膨らみます。

ここ2,3日で風が変わりました。
といっても高知の平野部での話ですが。
一気に湿度が高いジットリした空気になりました。
そして、風がゆるやかに、時に無風で、ジットリしています。
植物にとっても嫌な時期だなぁ。

そんなジットリ空気になってから慌てて出てきたのは、蚊。
山間の現場に行くと、今までいなかったでっかいヤブ蚊がわんさか出てきました。

わが家にも蚊が数匹侵入して、睡眠中に耳障りな音を立てていました。
あまりにもひどいので、早朝に目が覚め、格闘開始。
15分の死闘の結果、おなかが大きく赤くなった4匹の蚊を仕留めました。
が、叩いた壁が赤く染まって、それを拭いてたりして・・・寝そびれてます。

長男もこの世で初めて蚊に刺されていました。しかも8ヶ所も。
初めてにしては、けっこう激しい仕打ちかもしれません。
顔がぼこぼこなっちゃったし。
でも、免疫がついたことでしょう。それはそれでいいと思います。

それでもかわいそうだったので、電池式のベープを買ってきました。
これで家族の睡眠も安泰か・・・?

祝!長男誕生!!

2013年5月2日の昼下がり、ふにゃふにゃの顔をした長男が産まれました!
母子ともに健康です。
妻の陣痛から寄り添い、立ち合いました(産まれる瞬間だけは立ち合えなかったのですが・・・)。
大きなおなかからもう一つの命が出てくるなんて、改めて人間も生物なのだなぁと感動しました。
それよりも、13時間の苦痛に耐えた妻の頑張りにも感動。最後の方はうんざりして早く出したかったようですが・・・。お疲れ様。

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ピンクの服を着てますが・・・男の子です。よろしくおねがいしまーす。

お祝いのお言葉をくださったみなさま、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

親友、高知にやってきた!

ウィズレーガーデンの研修で同期だった親友のGuy Jones が奥さんを連れて高知にやってきてくれました。わーい。

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年越しを親戚のいるニュージーランドで過ごし、その帰り道に北海道でスキーして高知にやってきました。うらやましい。

2泊3日と短い間でしたが、ウィズレーでお互いに切磋琢磨し語り合った日々を思い出しながら、今回もいろいろなことを語り合うことができました。双方の夫婦がウィズレーにいたときからの知り合いなので、いろいろな話が弾みました。

彼はウィズレーでの研修が終わってからすぐに独立してガーデンデザインと施工の仕事を始めました。彼の仕事は彼のホームページ (Emotive Landscapes) で知ることができます。写真もきれいで、博学ですね。

お互いのやりたいこと、やるべきこと、目指すもの。それぞれに共通項があって、励みになりました。

またいつか、今度はイギリスで会おうねと言って別れました。

近い将来、彼と仕事できる日がくると信じています。