ものづくり総合技術展_オリジナルガーデングッズ

ものづくり総合技術展に出展しています。

鉄芸家の池内さん(アイエル物産)からお声掛けいただいて共同での出展です。

池内さんと言えば、県展で特選に選ばれたアーティストですね。誰かが岡本太郎ならぬ、香南太郎だと言ってたそうです(香南は池内さんの活動拠点の香南市のこと)。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

アイアン素材(鉄素材)で園芸に関わるオリジナルの資材や用具を作りたいと思ってきました。池内さんと機会のあるごとに相談させていただき、この展示会をきっかけに数点の試作を作っていただきました。

それがコールテン鋼で作ったコンテナです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

注目してほしいのは、①サビ感。コールテン鋼を使っていて、サビが年数を経るごとに変化する楽しみがあります。また、表面の錆びが内部への腐食を抑えるため、耐用年数が長い素材です。②コンテナとして十分機能する内部構造。③縦横比。ちょっとでもこの比率が崩れると不安定な印象の形になってしまいます。

すごくモダンな印象があります。直線的で無機質で、しかも錆びている鉄と有機的な植物との取り合わせは、相性抜群です。

ちなみに錆びる前はこんな感じで、フツーの鉄の箱です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2つ目に出展したのはプラントステイク(支柱)です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

大型の宿根草は横に倒れやすいものですよね。それを支える支柱をしたりしますが、木杭に針金を使ったり、ネットを使ったり、プラスチックの支柱だったりが今までの定番でした。風や荷重によっては支えきれないことがよくあり、また、見た目にあまり好ましくないものもありました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

しかし、今回作っていただいたオリジナル支柱のプラントステークは、しっかりとした素材と作りで、あえて目立たせてみようと思い作りました。カラーバリエーションも豊富で、受注カラーも可能です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

下の写真のように連結することができ、3つ組み合わせると正円になるようにデザインされています。また、挿しやすいように片方の足の長さが数センチ長くなっています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

サイズバリエーションも豊富で、正円の径が30、50、80センチ、足の長さが60、90、120センチを予定しています。径30センチ、足の長さ60センチのものはバラなどの繊細なものにも使えます。サイズ違いで果樹や野菜などの支柱としても応用できます。宿根草に限らず様々に使えます。

これらは将来的にはオリジナルのネットショップで販売していく予定です。いますぐ欲しいという方がいらっしゃいましたらHorti-plannerに問い合わせいただければ価格や納期等の情報をお知らせいたします。

ものづくり展には、多くの方にご来場いただいて、お声掛けいただきましてありがとうございました。

お庭へのご要望や「こんなのあったらいいな」というアドバイスもいただき、今後の活動の大きなヒントになりそうです。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

コスモスの田んぼ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

秋も終わりに近づいた高知のとある田んぼはコスモスの花にあふれています。

高知の数カ所の地区で見られますね。

毎年の恒例になってきた感があります。

刈り取った茶色い田んぼ、鋤入れた茶色のグラデーションの田んぼだけではやっぱり面白くないですね。

コスモスのグラデーションは遠くからでもよくわかります。

こういう花畑は見る角度によって見えかたが変わります。というか、ちょっと残念な気分になる私。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

どうしても機械で作業するので、畝道ができてしまう。その道が同一の方向にできているので、上の写真のように畝と直角に当たる位置に来ると畝道が見えてしまう。

見えたらいけないのか、と言われるとそんなこともないのですが、でもできるなら全面「花野原」であったらいいなぁと思います。畝道が規則的にできると畑や田んぼであることを想起してしまいますね。

DSCN4097a DSCN4082a

DSCN4095a

これらは自然にできたイギリスの「花野原」です。プリムラ・ヴェリス (Primula veris)の晩春の草原です。自然発生の密度なので、株と株の隙間があります。むしろ株同士の間隔があった方が遠方から見たときと、近くで見たときの両方で楽しめる気がします。

宿根草と一年草や二年草を組み合わせて、「花野原」を休耕田などでできたら面白そうですね。

休耕田ではないですが、ちょっと特殊な場所での「花の草原」を造るプロジェクトが実際に進みそうです。進み始めたら紹介できると思います。