小川の流れ

昨年に作った水辺の植栽を紹介します。

Y邸はとても素敵な日本家屋で、土間に用水路が流れ込んでいます。この用水路の隣には昔の池の名残があり、今回は建設会社のほうで実施した耐震工事の一環でコンクリートの擁壁を作り直しました。この無機質な構造を利用して、小さな小川を作り、岸に湿地性の植物を植えました。

DSCN3799

コンクリートの直線的な構造の中に、石を突いて土留めとし、小川をつくりました。用水路の勾配を考慮し、配管を設置。用水路側にも石を据えて水位を少しあげることで、小川の流れが自然に作り出せました。ポンプなどはいっさい使わず、用水路の恩恵を存分に利用しました。小川の底には丸石を敷いています。石材はすべてY邸の敷地内にあったものを見つけてきて設置しました。

DSCN4502DSCN4506

ここはもともともっと大きな池があった場所だそうです。用水路の構造をコンクリートで設置する前に池の泥を引き上げおいてもらったので、その泥を湿地の植栽に利用しました。用水路の水が流れ込んだところに蓄積した泥だったので、大変養分に富んでいるようです。

秋にはハナショウブをはじめ、多くの植物が大きくなっていました。今年も素敵なネコヤナギやハナショウブの花が咲いてくれたのではないでしょうか。

DSCN4549

ご依頼が集中しております。

おかげさまで多くのお客様からご依頼いただいており、誠にありがとうございます。

ただいま夏のガーデンメンテナンスのご依頼が集中しており、日々作業をこなしております。

また秋以降に向けたデザイン・プランニングについてもご依頼が重なってきております(8月2日現在)。ご依頼いただいてからしばらくお待たせしてしまう状態にあり、大変申し訳ありません。

暫時取りかかっておりますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

Horti-planner
代表 山田哲也

K+

そうそう、高知新聞社のフリーペーパー「K+」の2013年6月27日号に、Horti-plannerを載せていただきました。

K+記事 (←pdf 開きます。)

このK+のライターさんも写真家さんもデザイナーさんもすばらしい方たちに取り上げていただけました。感無量です。

プレオープンした84 garden garden でのインタビューでした。皆さんに知っていただけるきっかけになり嬉しいです。

 

ここ2,3日で風が変わりました。
といっても高知の平野部での話ですが。
一気に湿度が高いジットリした空気になりました。
そして、風がゆるやかに、時に無風で、ジットリしています。
植物にとっても嫌な時期だなぁ。

そんなジットリ空気になってから慌てて出てきたのは、蚊。
山間の現場に行くと、今までいなかったでっかいヤブ蚊がわんさか出てきました。

わが家にも蚊が数匹侵入して、睡眠中に耳障りな音を立てていました。
あまりにもひどいので、早朝に目が覚め、格闘開始。
15分の死闘の結果、おなかが大きく赤くなった4匹の蚊を仕留めました。
が、叩いた壁が赤く染まって、それを拭いてたりして・・・寝そびれてます。

長男もこの世で初めて蚊に刺されていました。しかも8ヶ所も。
初めてにしては、けっこう激しい仕打ちかもしれません。
顔がぼこぼこなっちゃったし。
でも、免疫がついたことでしょう。それはそれでいいと思います。

それでもかわいそうだったので、電池式のベープを買ってきました。
これで家族の睡眠も安泰か・・・?

祝!長男誕生!!

2013年5月2日の昼下がり、ふにゃふにゃの顔をした長男が産まれました!
母子ともに健康です。
妻の陣痛から寄り添い、立ち合いました(産まれる瞬間だけは立ち合えなかったのですが・・・)。
大きなおなかからもう一つの命が出てくるなんて、改めて人間も生物なのだなぁと感動しました。
それよりも、13時間の苦痛に耐えた妻の頑張りにも感動。最後の方はうんざりして早く出したかったようですが・・・。お疲れ様。

DSCN3641

ピンクの服を着てますが・・・男の子です。よろしくおねがいしまーす。

お祝いのお言葉をくださったみなさま、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

園芸教室

(株)フタガミさんからのオファーで、園芸教室をさせていただきました。
高新文化教室の一つで「フタガミ女子会」という一連の講座の一つだそうです。

女子会・・・私が講師でよいのか・・・?

DSCN3365

内容はハーブを使った寄せ植えとハイドロカルチャーの全2回。

終了後に受講してくださった方のアンケートを頂戴いたしました。

ご好評いただけたようで、ホッとしました。

作業後に妻の手作りケーキでティーブレークを挟んだのもよかったみたい。

お客さんの興味が強く人気の高いハーブ。質問も多岐にわたりました。ほとんどのハーブって強健なので、栽培するのも気楽。料理やフレッシュティーで利用しても楽しいですね。

ハイドロカルチャーも、新しい栽培方法を知るきっかけになってくれたようです。植物と水、酸素の関係を学ぶにはよい材料だと思います。何より屋内で植物を楽しめることが一番の魅力ですね。

 

次は5月にもあります。

カラーリーフの寄せ植えと多肉植物の寄せ植えです。

 

水琴窟

今、施工させていただいているE様邸では、水琴窟を作りました。

DSCN2840

もともと施工場所の近くに転がっていた水瓶(醤油などを入れていたものらしい)を発見。厚みも十分、焼きも堅く、水を垂らすと柔らかな金属的な共鳴音が出ました。

DSCN3152

DSCN3156

この水瓶に少し手を加え、土中に埋設します。その際、直接水瓶を土に埋設すると共鳴音がどもってしまうので、まず井戸枠を埋設し、その中に水瓶を入れます。井戸枠と水瓶の間にはグリ石を入れて、水瓶を固定します。こうすることで、水瓶とそれを固定するものとの接触面積が少なくなって、共鳴音に影響が少なくなります。

DSCN3309

井戸枠のふたに穴をあけて、井戸枠を閉じます。ふたの穴は水瓶の口の位置にあけてあります。

今回はシンプルに手水鉢として石臼(これも施主様のお庭にあったもの)を井戸枠のふたの上に設置しました。ここから水を供給して水琴窟を鳴らします。

水琴窟で重要になるのは、水瓶そのもの質、排水などの水瓶の加工、そして水の滴り具合と音の取り出し方です。

DSCN3334

ふたの穴から塩ビ管(VU)を挿入し水瓶の口に装着しました。ちょうどぴったりはまります。これは集水をしやすくするためです。

DSCN3337 DSCN3336

水瓶の口に、シュロ縄にアルミの針金を巻き付けたものを取り付け、水瓶の中央に水を誘導します。こうすることで、水瓶の側面を伝ってしまう水を、水滴として水瓶内部に落とすことができます。この細工もポイントになります。

DSCN3339

水瓶の口に近接して竹筒をセットして、これを使って共鳴音を聞きます。竹筒なしでも共鳴音は聞こえるのですが、竹筒を通して聞いた方がより深みがあります。

DSCN3631

最後に表面にグリ石を敷き詰めて完了です。このグリ石の敷き詰め方にも一工夫を加えると、水瓶への集水量を調節でき、共鳴音を出す時間を長くしたり短くしたりができます。

水が滴り落ちて生じる不規則な音色は、何とも言えない心地よさがありますね。日本人の繊細な自然の楽しみ方に改めて感嘆します。

ローストチキン

DSCN3288

本日のメインディッシュ!ローストチキン!!

妻と二人で1匹丸ごと食べました。(ゲプッ)

ローズマリーたっぷり。

DSCN3295

内蔵が入っていた部分には、スタッフィングが詰まっています。さいの目に切ったタマネギとニンジン、ほぐしたシメジ、洗った米をオリーブオイルで炒めたものがスタッフィング。炒めるときにローズマリー、タイム、オレガノとニンジンの葉を入れると香りが良いです。お米が麦などに替わっても美味しいのかもしれないですね。アレンジはいろいろできそう。

ローズマリーは丸鶏の表面にこすりつけてから焼いています。

チキンと一緒にジャガイモをオーブンに入れるとこんがりカリカリになって美味です。

ローズマリーが効いて、中はジューシー、外はカリカリ。鶏のいろいろな部位が食べれて本当に美味しいです。肉体疲労時にこれを食べると、翌朝に体が軽くなったように感じます。良質のタンパク質とローズマリー等々の効果でしょうか・・・?