秋も終わりに近づいた高知のとある田んぼはコスモスの花にあふれています。
高知の数カ所の地区で見られますね。
毎年の恒例になってきた感があります。
刈り取った茶色い田んぼ、鋤入れた茶色のグラデーションの田んぼだけではやっぱり面白くないですね。
コスモスのグラデーションは遠くからでもよくわかります。
こういう花畑は見る角度によって見えかたが変わります。というか、ちょっと残念な気分になる私。
どうしても機械で作業するので、畝道ができてしまう。その道が同一の方向にできているので、上の写真のように畝と直角に当たる位置に来ると畝道が見えてしまう。
見えたらいけないのか、と言われるとそんなこともないのですが、でもできるなら全面「花野原」であったらいいなぁと思います。畝道が規則的にできると畑や田んぼであることを想起してしまいますね。
これらは自然にできたイギリスの「花野原」です。プリムラ・ヴェリス (Primula veris)の晩春の草原です。自然発生の密度なので、株と株の隙間があります。むしろ株同士の間隔があった方が遠方から見たときと、近くで見たときの両方で楽しめる気がします。
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宿根草と一年草や二年草を組み合わせて、「花野原」を休耕田などでできたら面白そうですね。
休耕田ではないですが、ちょっと特殊な場所での「花の草原」を造るプロジェクトが実際に進みそうです。進み始めたら紹介できると思います。
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